こんにちは。ヨシダです。
今日は、絶望的に寒いですね。
冬は好きな季節ですが年々
寒さに弱くなっている気が
します。
子供の頃は冬でも
半袖短パンで遊んでいたのは
何だったのか…。
今思えば
感覚がマヒしてるとしか
思えません。
そんなヨシダ少年もすっかり
大人になりました。
さて、本日は先日、
相談に乗った時の
お話し。
相談者は30代男性。
独身で公務員。
年収550万円の
A男(仮名)さん。
相談内容はシンプルで
「不動産投資物件を増やしたい」
との事。
すでに3件、区分マンションを
保有しているとの事でしたので
資料を見せてもらいました。
…案の定。
アン
の
ジョー。
現在、保有している
3件の区分マンション
全て…
①新築!
②ワンルーム!!
③フルローン!!!
A男さんは2019年から
立て続けに同じマンション業者
から購入しておりまして
借入総額は…
約6,000万円。
なかなかの借入額だと思います。
通常の会社員であれば年収に対して
これ程の額は借入出来ません。
公務員・上場会社へ勤務の方は
年収に対して借入上限額が
高く設定されている為、
借入出来たのでしょう。
マンション業者が斡旋する
提携ローンですしね…。
気を取り直して
賃料収入があるそうなので
賃貸借契約書を拝見。
ホラ。
…案の定。
アン
の
ジョー。
賃料収入から
毎月のローン返済額と
マンション管理費・修繕費を
差し引くと、1世帯あたり…
月額+1,500円。
おい~。
6,000万円借入したのに
毎月4,500円の収入って
違和感を感じません?
固定資産税や火災保険料などを
差し引いたら完全に収支は
マイナスっす。
おい~。
どうやらA男さんは
職場の先輩に誘われたのが
キッカケらしく
「若い時から資産を造れ。」
「不動産は必ず資産になる。」
「良い業者を紹介する。」
と熱く勧誘され
マンション業者のもとへ。
マンション業者からも
力強いお言葉を頂戴。
「ローンも全て斡旋するから大丈夫」
「家賃借り上げ保証で安心」
「収支が赤字でも所得税還付でお得」
先輩とマンション業者からの
話しを聞いてA男さんは…
「凄い。」
と正直、思ったそうです。
A男。
素直過ぎるだろ。
間もなく
先輩とマンション業者に
言われるがままに
1件目、契約。
その後は立て続けに
2件購入して
現在に至る。
不動産投資のリスクや
ローンの金利や種類も
説明されたそうですが
A男さんは理解しておらず…
「もう1件、フルローンで
物件を購入したい。」
と先日、相談にやって来たのでした。
色々と整理しながら説明する必要が
ありましたがA男さんに伝えたのは
①これ以上、フルローンは組めない。
②賃料は永久に保証されるワケではない。
③ローンの金利は将来、上がる。
④現状、売却してもマイナスになる。
さらに将来、A男さんが住宅ローンを
借入しようとした場合、現状の
不動産ローン残高が大きい為、
かなりの制約を受ける事を
説明しました。
A男さんはショックを受けて
いましたが現状確認と今後の
対策を話せただけでも
良かったと思います。
A男さんには当面、自己資金を
貯めてもらう事になりました。
「頑張りましょう!!」
そうそう。
アン
の
ジョー。
マンション業者は
A男さんがこれ以上、借入出来ない事を
知っている為、パッタリ連絡が
来なくなったそうです…。
おい~。
不動産投資は魅力的だと思いますし
新築ワンルームマンションの購入が
悪いワケではありません。
投資先は不動産以外にも
ビットコインやらFXやら
世の中に沢山あります。
何でも
大事なコトは
リスクや特性を知り
自分のスタイルに合っているか?
だと思います。
不動産投資も完璧ではありません。
それと…
A男さんにも強く言いましたが
①世の中に絶対なんてゼッタイに無い。
②ゼッタイに儲け話しは向こうから来ない。
③絶対に儲かるなら全部自分でやる。
以上。