こんにちは。ヨシダです。
住宅購入を検討するうえで欠かせないモノは?
そうです。
「住宅ローン」です。
お客様の8割以上はローンを組んで物件購入
しますので必ず説明をしています。
数千万円を借りる訳ですので住宅ローンの
仕組みや種類、特徴を知っておいて損はありません。
「この物件を早く見に行きたい!」
「早くこの物件で申込みしなきゃ!」
確かに気に入った物件があれば早めの行動が鉄則
ですが、まずは落ち着いて話しをしましょう。
なぜなら…
「希望額の借入が出来ない」
かもしれない…。からです。
住宅ローンを借りるにあたり、一般的には
「収入・雇用形態・勤務先が安定している」
「勤続年数が長い」などなど。
いくつか要件がありますが銀行は要するに…
「確実に返済してくれそうな人に貸す」
まぁ、あたり前ですよね。
しかし終身雇用が崩壊した現代では
以前ほど厳しくはありません。
具体的には正社員ではなく契約社員や
派遣社員であっても大丈夫な銀行や
勤続年数も1年未満でも借入可能な
ケースが増えました。
年収も200万円以上あれば大体どこの
銀行でも審査はしてくれます。
随分と敷居が低くなりましたので
ほとんどの方が条件をクリアすると思います。
ですが…。
意外と見落としがちな前提条件があと2つあります。
それは。
①既存借入の返済状況
と
②健康状態
です。
既存借入についてはショッピングローンを
組んだりクレジットカードを作成したりする際に
国が指定する【個人信用情報機関】に名前や
生年月日、勤務先などが登録されます。
銀行は住宅ローン申込者への融資判断の
参考資料として登録された【個人信用情報】
を利用するわけです。
特に銀行が注目する内容は…
「現在の借入」と「過去の滞納歴」
現在、借入がある場合は年収とのバランスを
見ながら貸付額を調整します。
そして、過去の滞納歴があった場合にはそもそも
【住宅ローン申込みの拒絶】
をされてしまいます。
滞納歴は完済後5年間も保存されますので
現在借入が無い方でも注意が必要です。
ちなみにスマホなどの分割払いも立派な
「借入」ですので月額通話料の支払いが
遅れてしまうと後々、大変な事になります!
そして「健康状態」も大きなポイントです。
これは銀行が住宅ローンを融資する際に
「団体信用生命保険」=略して「団信」
の加入を義務付けているからです。
団信とは住宅ローン利用者が死亡もしくは高度障害
の状態になった場合、保険金でローンを完済する
仕組みです。
つまり大きなケガや病気、入院などが直近で
あった場合には、原則として
「住宅ローンが組めない」
という事になってしまうのです…。
…イヤですねぇ。
普段はあまり気にしない事でも
住宅ローンを利用する場合はいくつかの
ポイントがあります。
家探しはどうしても「物件」に
目が行きがちですがやはり
「資金計画」と「住宅ローン」が
大事だと私は思っています。