こんにちは。ヨシダです。
本日は住宅ローンの借り方について
お伝えしたいと思います。
前回まで
「返済比率」の考え方。
やら
「変動金利」の仕組み。
などを簡単にお伝えしてきました。
…よね?
きっとすっかり忘れている事でしょう。
…大丈夫です。
さて、今回は
「ペアローン」
についてです。
最近では夫婦共働きも増えていますし
妻の方が夫よりも年収が高い事も
珍しくありません。
ペアローンとは夫婦それぞれが
金融機関から所定の借入審査を受け
各々が住宅ローンを組むことを言います。
このペアローンの最大のメリットは…
借入額を増大
出来る事です。
では、どの位増大出来るのか?
モデルケースで計算してみましょう。
ヨシダ ヨシオ(夫)年収:450万円
ヨシダ ヨシコ(妻)年収:400万円
のヨシダ夫婦の場合。
ヨシオ(夫)単独での借入上限額は…
約2,964万円。
※返済比率:35% 返済期間:35年 審査金利:4%
通常であれば諸経費込みで
3,000万円前後の物件を紹介しますが
希望している物件が借入上限金額
よりも高い場合にヨシコ(妻)が登場します。
ヨシコ(妻)の借入上限額は…
約2,634万円。
※審査基準は夫と同条件。
となりますので夫婦合わせると…
ヨシオ:2,964万円 + ヨシコ:2,634万円
=約5,598万円!
メチャクチャ増大しましたね。
これで選べる物件が大きく増えますので
希望条件に近い家探しが出来ます。
さらに!
ペアローンは夫婦それぞれが
住宅ローン契約者となる為…
「住宅ローン控除」もペア!
で受け取る事が出来ます。
これは共働き世帯には嬉しい制度です。
借入上限額も増えるし減税も受けられる
ペアローン。
バンザイ!!
…とは「私」は思っていません。
確かにペアローンは共働き夫婦にとって
魅力的ですが個人的におススメしない理由は…
どちらか一方が亡くなった場合に遺された方の
「債務が全て残る」
からです。
これは団体信用生命保険が亡くなった
片方にしか適応されない為です。
また、ペアローンを借入する際は
契約をそれぞれ行う必要がありますので
印紙代・事務手数料が2倍になったり、
どちらかが「退職」してしまった場合や
妻が「出産」や「介護」で収入が無くなった
場合には住宅ローン控除が受けられなく
なってしまいます。
「注意」です。
住宅ローンを借入する際には
メリットとデメリットをしっかり
見極める必要がありますね。
もちろん、ペアローンを組んでいる
お客様も沢山いますのでご安心を。
住宅ローン相談はテンマヤ・エステート
のヨシダまでご相談下さい。